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<北京五輪:バドミントン>◇13日◇女子ダブルス準決勝
バドミントン女子ダブルスで世界ランク8位の「スエマエ」こと末綱聡子(27)前田美順(22=ともにNEC・SKY)組が決勝進出を逃した。勝てば「銀以上」の準決勝で、第4シードの同4位李敬元(28)李孝貞(27=韓国)組に0−2。107本に及ぶ壮絶ラリーをものにできず、第1ゲームを落としたのが響いた。
悲願のメダル獲得へ、15日に世界2位の中国ペア、魏軼力(26)張亜■(23)組と対戦する。男子ダブルスで同14位の舛田圭太(29)大束忠司(30)組は準々決勝で韓国ペアに敗れた。 根負けした。第1ゲーム20−21。打って打たれて、拾って拾われ…。観客席からはプレー中にもかかわらず、拍手が巻き起こった。ラリーが続くこと実に107回。1分40秒に及んだ最長の攻防は、末綱と前田のお見合いで終わった。シャトルは2人の間にポトリと落ち、このゲームを落とした。末綱は「足が止まってしまった」と天を仰いだ。
第2ゲームも15−21で落とし、決勝進出を逃した。世界4位の韓国ペアがサーブミスを連発するなど、付け入るスキはあっただけに、前田も「あそこで(第1ゲームを)取っておけば…」と悔やんだ。 11日に世界1位を撃破。日本では“スエマエ・フィーバー”が起こり、前田にも「すごいことになってるよ」と友人のメールが届いた。まさかの準決勝進出に、2人の家族もチケットを確保しておらず、前夜に帰国してしまったという。 快進撃は“旧友”に阻まれた。96年12月、当時昭和女高(現昭和学園高)1年の末綱は、福岡の日韓合同練習に訪れた同学年の李孝貞と一緒に汗を流した。「いつか大きな舞台に上がろう」と誓い合ったという。1
2年を経て、奇しくもこの日、夢の対戦が実現。過去全敗の相手にまたも苦杯を喫した。
試合を終えて、李孝貞と抱き合って健闘をたたえた末綱は「もう1回試合ができる幸せを感じて、感動を与えるようなプレーがしたい」と気持ちを切り替えた。メダルのチャンスは、まだ残されている。【太田尚樹】
※■は雨の下に文
(8月14日 9時56分 更新)