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最終予選開幕へ向け、前日練習を行う全日本女子の木村沙織(手前)と杉山祥子

バレー女子、いよいよ開幕 全日本、速さに活路 北京五輪世界最終予選

バレーボールの北京五輪女子世界最終予選は17日、東京体育館で開幕する。
2大会連続の出場を狙う日本は15日、初戦のポーランド戦に備えて東京都内の体育館で約1時間半、非公開で練習し、12人全員がけがなく体を動かした。

 チーム関係者によると、実戦形式でスパイクやブロックに汗を流した。

 大会に参加する海外の7チームは続々と来日。
16日に会場の東京体育館で公式練習を行い、四つの五輪出場権獲得に向けて調整する。


 高さのある外国勢に対し、鍵を握るのは速さ。
強化合宿では木村沙織(東レ)や栗原恵(パイオニア)にトスから強打までの時間短縮を徹底させ、バックアタックの練習も重ねた。
初戦はデータを重視するボニッタ監督率いるポーランドのため、全日本初選出で相手にデータのない狩野美雪(久光製薬)の先発起用もありそうだ。
栗原は「第1戦は大切な意味がある。やってきたことをすべて出し切りたい」と力を込めた。




日本が白星発進!木村が亡き親友に捧ぐ
「バレーボール、北京五輪女子世界最終予選」(17日、東京体育館)

 

8チームが参加して開幕し、世界8位の日本は同9位のポーランドを3-1で下した
。木村沙織(22)=東レ=が17得点でチーム最多得点。
木村は4月17日にがんで亡くなった、下北沢成徳高の1年後輩で元全日本の横山友美佳さん(享年21)に白星を捧げた。
今大会は全体の1位、それ以外のアジア最上位など4チームが五輪出場権を得る。

  ◇  ◇  亡き親友に捧げる1勝だった。
木村は2-1の第4セットで好サーブと堅い守りで相手のミスを誘うなど勝利に貢献。
チーム最多得点を挙げ「友美佳の分までと思っています」と天を見つめた。
 負けられなかった。
スパイクを打つ木村沙織
横山さんの形見の時計、ネックレスをバスの中で握って会場入りした。
04年、ともに全日本入りした横山さんは05年、2度目の代表合宿招集を告げられた日に病が発覚。
小児がんの一種、横紋筋肉腫だった。
木村は闘病を続ける横山さんを見舞い、励ました。
 亡くなる4日前、宮崎合宿前日も病床を訪れた。
現地入りすると早速、横山さんへ手紙を書いた。
それが最後の手紙となった。
葬儀には参列できなかった。
この日は、悲しみを振り払うように練習を積んだバックアタックに思いを込めた。
 「3セット目で弱気になったけど、勝ちたい気持ちは変わらなかった。すべてを出し切ろうと思った」。
姉妹のように仲が良かった友を思うと、今でも涙が止まらなくなる。
 北京で生まれ、11歳で日本国籍を取得した横山さんは故郷での五輪出場を夢見た。
何としても北京へ行き、メダルを獲って、空からほほ笑む友に報告したい。